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葉山公園の由来

現在の葉山公園はかっては御用邸に付属する馬場で、皇室の方々が乗馬の練習に使用されていました。明治39年から43年にかけて葉山南御用邸(南邸)に隣接する田畑等を御料局がお買い上げになり、その期間に馬場が造営されたようです。当時は南邸と馬場との間に「馬場橋」という陸橋があり人馬の往来がありましたが、平成9年に撤去されて今はありません。また、馬場の長者ヶ崎側には眺めの良い御物見台もありましたが、現在は駐車場の一部になっています。
その後、御用邸馬場は昭和21年10月に宮内省(現宮内庁)から神奈川県に移管され、昭和32年4月に「近隣公園」として開園し半世紀以上の歴史を持つ県立公園として現在に至っています。

◆引用参考資料 柳沢光二著「葉山にて-絵葉書の中の葉山-」株式会社用美社 平成24年2月発行
葉山郷土史研究会編集「郷土史 葉山 第7号 下山口」平成22年4月発行

大正3年「葉山村海岸全景」(提供:葉山郷土史研究会)

大正3年「葉山村海岸全景」(提供:葉山郷土史研究会)

葉山公園が御用邸馬場だった頃の名残り

  • 御物見台があった
    葉山公園長者ヶ崎側の一角
    御物見台があった葉山公園長者ヶ崎側の一角
  • 葉山公園芝生広場から
    大浜海岸に下りる階段
    葉山公園芝生広場から大浜海岸に下りる階段
  • 葉山公園御用邸側にある
    南邸との馬場橋跡
    葉山公園御用邸側にある南邸との馬場橋跡

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