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園内の植物

クロマツ

科
マツ科
属
マツ属
学名
Pinus thunbergii
形態
常緑高木/雌雄同株
分布
本州・四国・九州
日本の美しい海岸の風景を「白砂青松(はくしゃせいしょう)」と呼びますが、常に潮風にさらされる過酷な環境でも生育できる強さを持つため、海岸防風林として海岸に植樹されます。よく似るアカマツと比べて樹皮が黒褐色なことが名前の由来。雌雄異花で雌花が成長すると松かさ(松ぼっくり)になり、種子は野鳥の好物です。松脂(マツヤニ)は多くの用途に利用されています。日本料理のランク「松竹梅」で松は最上級。お正月には門松で神様を迎えるなど、日本人の生活に深く根付いています。葉山公園では、職員の手で松枯れ対策を施し大切に守っています。

モチノキ

科
モチノキ科
属
モチノキ属
学名
Ilex integra
形態
常緑高木/雌雄異株
分布
本州・四国・九州・沖縄
暖かい地方の海岸に近い山地に自生する。雌雄異花。和名は樹皮からトリモチ(粘着質で鳥や虫をくっつける)が採れることから。潮風に強いため海沿いの防風・防潮用に、また葉に水分が多いことから防火樹としても利用されます。「庭木の三大名木」とされ、赤い実は冬の日本庭園に彩を添え、鳥の餌にもなります。堅くて緻密な木材は印鑑や櫛、彫刻に使われています。天敵のモチノキタネオナガコバチの幼虫は、果実に住み着くと鳥に食べられないよう実が青いまま赤くならないようにするそう。対するモチノキは花粉を受粉しなくても果実を成熟させることでコバチの繁殖を妨害しているということです。

シャリンバイ

科
バラ科
属
シャリンバイ属
学名
Rhaphiolepis indica var. umbellata
形態
常緑低木/雌雄同株
分布
本州(関東以西)・四国・九州
暖地の海岸近くに自生します。花は白で多数付けます。秋には黒い実になります。和名は車輪梅で、車輪状に出る葉と、花が梅に似ることから由来します。また、奄美大島の大島紬の染料として用いられ、木から葉を取り除いて細かく切り、10時間以上煮出した液を用います。乾燥や大気汚染に強く公園や街路樹に多く植えられています。

イヌビワ

科
クワ科
属
イチジク属
学名
Ficus erecta
形態
落葉高木/雌雄異株
分布
本州(関東以西)・四国・九州・沖縄
落葉広葉樹で温暖な海岸や海沿いの地域に自生しています。名前はビワですがイチジク属です。雌株にできる実は食べられますが、ビワに比べるとあまり美味しくないためイヌビワと名付けられたそう。雄株の実は硬い上に共生するイヌビワコバチの巣になっていることが多く食べられません。葉や枝の切り口から出る白い乳液は民間療法で使われることもありますが、かぶれ易い人は気を付けてください。

マテバシイ

科
ブナ科
属
マテバシイ属
学名
Lithocarpus edulis
形態
常緑高木/雌雄同株
分布
本州(関東南部以西の太平洋岸)・四国・九州
暖かい海辺に自生する初夏、雌雄それぞれの花を咲かせますが雌花は花というより茎のようです。果実はいわゆる「どんぐり」、マテバシイのどんぐりは細長くてやじろべえ等のおもちゃ作りにぴったり。またアクが少なくて食用にもなります大気汚染に強く虫がほとんどつかないため、街路樹や公園などに用いられています。建築材・木炭・薪・シイタケの榾木としても利用されています。

タブノキ

科
クスノキ科
属
タブノキ属
学名
Machilus thunbergii
形態
常緑高木/雌雄異株
分布
本州・四国・九州
温暖な海岸近くの丘陵地に自生しますが、東北地方の海岸沿いでも見られます。樹齢の長い巨木が日本各地に残っていて、神社の鎮守の森にも見受けられます。初夏に淡い黄緑色の小さな花を咲かせ、8~9月頃果実が黒紫色に熟すと鳥やタヌキが食べ移動先で糞をすることで発芽します。木材は固く家具や内装に利用される他、昔は船材としても使われていたそうです。葉や樹皮は線香の糊剤として利用され、八丈島に古くから伝わる黄八丈の染料としても大切にされています。

トベラ

科
トベラ科
属
トベラ属
学名
Pittosporum tobira
形態
常緑低木/雌雄異株
分布
本州(関東以西)・四国・九州
海岸に多く自生し、秋に粘りのある赤い種子をつけます。丈夫な性質から道路沿いや公園の緑化に利用されています。よく似たシャリンバイとの見分け方として、葉を光に透かすと葉脈がよく見えて葉の端が反り返るようになるのが特徴です。節分には鬼を追い払うために戸口に掛ける風習があったため「扉の木」⇒トベラになったとのこと。厄除けに利用されるのは、鬼が逃げるほどの悪臭があるからという説や、葉を火にかけるとバリバリ大きな音が出てビックリするからという説があります。

マサキ

科
ニシキギ科
属
ニシキギ属
学名
Euonymus japonicus
形態
常緑低木/雌雄同株
分布
北海道・本州・四国・九州
暖地の海岸に近い山林や原野に生育。排気ガスや潮風にも比較的強く生長が早いので生け垣や庭木、防風林としても利用されます。光沢のある葉の新緑が瑞々しく6~7月には目立ちませんがよく見るとかわいい小さな花が多数集まって咲きます。秋~冬に赤い実を付け、熟した実は3~4つに裂けて種子が顔を出します。この種子でも挿し木でも増やすことができます。

ヤブニッケイ

科
クスノキ科
属
クスノキ属
学名
Cinnamomum yabunikkei
形態
常緑高木/雌雄異株
分布
本州(関東以西)・四国・九州
暖地の雑木林や野山に自生する在来種で、葉や樹皮にニッケイに似た香りがあるのでヤブニッケイ。香りはニッケイに及びませんが、魚料理に使う地方があります。建築材・器具材、薪炭材に利用されています。潮風に耐え乾燥に強い性質を利用して、防風防潮林として利用されることも。若葉はアオスジアゲハの食草となります。葉の表面に光沢があり3本の線が目立つ三行脈が特徴です。

ヤブツバキ

科
ツバキ科
属
ツバキ属
学名
Camellia japonica
形態
常緑高木/雌雄同株
分布
本州・四国・九州
日本原産で、広く暖地に分布し、一般的にツバキとも呼ばれます。成長は遅く、寿命は長く高さ10mほどに達します。薬用としては、花は天日乾燥して生薬にし、葉は随時採って生を用います。果実は圧搾して油を採り育毛剤にも用いられ、伊豆大島の代表的な植物です。「花椿」は春の季語、「寒椿」「冬椿」は冬の季語です。花全体がまとまって落花することから落馬を連想し競走馬の名前としては避けられるとのこと。

キョウチクトウ

科
キョウチクトウ科
属
キョウチクトウ属
学名
Nerium oleander var. indicum
形態
常緑低木/雌雄同株
分布
本州(東北南部以南)・四国・九州・沖縄
漢名は「夾竹桃」。初夏から秋にかけて花を楽しめます。乾燥、大気汚染や潮風にも耐え病害虫の被害も少ない上、燃えにくく火に強い性質から耐火樹ともなるため、道路沿い・公園や海岸などの緑化に利用されます。広島では原爆の被爆後にいち早く開花したため復興のシンボルとなり広島市の花に指定されています。【要注意】枝葉はもちろん全ての部分に強力な毒性を持っているため、触らないように気を付けてください。花や枝を折るのも危険です。

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